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Taobaoで模倣品を削除する方法(2026年8月)

Taobaoから模倣品を削除して、ブランドを守りましょう。2026年8月版のこのガイドでは、知財侵害の申し立てから削除までの手続きを順を追って説明します。

Ryan Williams4分で読めます
目次7
  1. ステップ1:書類と証拠を集める
  2. ステップ2:Alibabaのアカウントを作成する
  3. ステップ3:知的財産の情報を提出する
  4. ステップ4:Taobaoの申請システムで模倣品を削除する
  5. ステップ5:提出して処理を待つ
  6. よくある質問
  7. オンラインの知財保護を自動化しましょう

Taobaoには、模倣品が長年にわたって出回っています。こうした模倣品は売れている製品を狙い、多くの場合は成長途上のブランドを標的にします。Taobaoで模倣品を止めるだけのリソースや経験がないと見込んでいるのです。

MarqVisionのわかりやすいステップ別ガイドに沿って、Taobaoのオンラインマーケットプレイスで模倣品を申請し、削除しましょう。

要点

  • まず証拠をそろえる:申し立ての前に、商標登録証、権利の証明、侵害出品のスクリーンショット、出品者とのやり取りを集めましょう。1件の申し立てで最大200件の出品を提出できるので、戦略的にまとめましょう。
  • 1つのアカウントで複数のプラットフォームに対応:Alibaba GroupのIPPプラットフォームに登録すれば、Taobao、Tmall、Tmall.hk、1688をカバーできます。一方、AliExpress、Alibaba.com、Lazadaは現在、別のInternational IP Protection Platformを使っています(2023年11月1日に分割)。
  • 登録商標が必要:Taobaoの仕組みは承認された知的財産権しか認めません。中国(本土、香港、台湾)の商標が最も強い権利行使の根拠になります。外国の商標も受け付けられますが、処理には時間がかかります。
  • 削除は1〜2営業日で完了しますが、再出品はよくあります。削除の直後に出品者IDと出品URLを記録し、1週間以内にキーワードで再検索して、再出品された模倣品を早めに見つけましょう。
  • 手作業による権利行使には限界がある:複数のプラットフォームで大量の模倣品に直面しているブランドには、MarqVisionのようなAIネイティブのソリューションが、1,500以上のグローバルマーケットプレイスで検知と削除を自動化し、チームを繰り返しの手作業から解放します。

ステップ1:書類と証拠を集める

知財侵害を申請する前に、主張を裏付ける証拠をできるだけ多く集めましょう。侵害出品に関する書類と情報も含めます。

  • 知的財産権を示す書類。
  • 所有権の証明、または知的財産権者に代わって行動する権限の証明。
  • 侵害を明確に示す、侵害している商品の出品のスクリーンショット。
  • 侵害について出品者と交わしたやり取り。
  • Taobaoで販売されている製品が実際に模倣品であるか、権利を侵害していることの証明。

後のステップでは1件の申し立てで最大200件の出品を提出できるので、時間を節約するために、申請する出品をまとめて整理しておきましょう。

ステップ2:Alibabaのアカウントを作成する

Taobaoで知的財産を管理し、守るには、Alibaba GroupのIPPプラットフォームにアカウントを登録する必要があります。Alibabaのエコシステムに参加することは権利行使に欠かせませんが、それは同時に、信頼を積み重ねるなかで時間とともに深まっていく、プラットフォームとの関係の始まりでもあります。

注:Alibaba傘下には多くのサイトがあるため、この手続きは、Tmall.com、Tmall.hk、1688.comで知的財産権を行使したいブランドにも役立ちます。

最初のステップはアカウントの作成です。Alibaba GroupのIPPプラットフォームのアカウント登録ページにアクセスしましょう。

Alibaba Groupのアカウント作成ページのスクリーンショット

表示される標準の手順に従うだけです。ログイン情報を入力し、確認コードでメールアドレスを認証します。

注:ログインと認証の手続きで問題が起きたという報告もあります。その場合は、まずブラウザがサードパーティのCookieを許可しているか確認しましょう。それでも問題が続く場合は、モバイル端末からログインを試してください。あるいは、AlibabaのFAQポータルでほかの解決策をご確認ください。

Alibaba GroupのIPR提出ページのスクリーンショット

アカウントを作成したら、知財の権利行使に進めます。

ステップ3:知的財産の情報を提出する

Alibabaで商標を守るには、プラットフォームに知的財産の書類を登録する必要があります。Alibabaはその情報を使って、マーケットプレイス内の侵害出品に対処します。Alibabaで知的財産権を行使する方法をより幅広く知りたい方は、専用のガイドをご覧ください。

Alibaba Groupの2つ目のIPR提出ページのスクリーンショット

上の画像のようにIPR情報ページにアクセスし、「商標」と登録国を選びます。Alibabaは中国企業なので、中国本土、香港、台湾で登録された商標のほうがはるかに守りやすいですが、「その他」の選択肢で欧州、米国、そのほかの外国で登録された商標もカバーできます。

次のステップのために商標登録証と商標の区分の証明書をアップロードし、下に表示される項目に入力します。次の質問に答える必要があります。

  • 提出した商標の名称
  • ユーザーが設定するIPRの名称(任意)
  • 提出した商標の登録番号
  • 提出した商標の登録者
  • 提出した商標の有効期限
  • 提出した商標の商品・サービスの区分
  • 提出した商標に関連するブランド
  • 提出した商標が更新されているかどうか
  • 提出した商標が過去に譲渡されたことがあるかどうか
  • 提出した商標が過去に変更されたことがあるかどうか

*商標の所有者の代理人である場合は、所有者が署名した有効な委任状も添付する必要があります。

アカウントを作成し、知的財産の書類をAlibabaのシステムにアップロードしたら、模倣品の削除に進めます。

ステップ4:Taobaoの申請システムで模倣品を削除する

Taobaoのアカウントにログインします。まだアカウントがない場合は、前のステップで説明したとおり登録してください。模倣品を申請するにはアカウントが必要ですが、長い目で見ても、AlibabaのIPRエコシステムに参加しておく価値は十分にあります。

ユーザーセンターで、下の画像で示されている「申し立てを提出」をクリックします。

Alibaba Groupのユーザーセンターのページのスクリーンショット

侵害が起きている場所に応じて、適切な申し立て先のサイトを選びます。

AlibabaのIPR申請の手続きは、グループ内のサイト、つまりTaobao、Tmall、Tmall Global、1688、Alibaba、AliExpressの申請窓口をまとめたものです。TaobaoとTmallはTaobao Intellectual Property Protection Platformを使い、1688、Alibaba、AliExpressはAliProtectを使います。国際向けプラットフォームの詳しい手順については、AliExpressの模倣品の削除ガイドをご覧ください。

Alibaba IP Protection Platformは、2023年11月1日から2つに分かれています。

プラットフォーム対象のマーケットプレイスリンク
Alibaba IP Protection PlatformTaobao, Tmall, Tmall.hk, 1688プラットフォームにアクセス
Alibaba International IP Protection PlatformAliExpress, Alibaba.com, Lazadaプラットフォームにアクセス

次に、「出品を入力」をクリックします。ここでは、申請の方法として2つの選択肢が表示されます。

  • 選択肢1:商品のキーワードを入力し、適切なサイトを選んで商品を検索します。
  • 選択肢2:特定の商品の出品を直接入力します。

商品の出品を選び、「続行」をクリックします。

選んだ出品を正しいIPRに対応づけます(承認されたIPRだけが表示されます)。

申し立ての理由を入力します。裏付けとなる書類があれば、ここでアップロードします。

ステップ5:提出して処理を待つ

必要な情報を入力して申し立てを提出すると、通常は1〜2営業日以内にTaobaoが処理しますが、この期間は保証されたものではないので、気長に待ちましょう。

Taobaoから申し立ての提出の確認が届き、プラットフォームが案件を審査します。審査の過程で求められた追加の情報や証拠を提出できるよう、準備しておきましょう。

申し立ての効果を高めるために、提出内容は漏れなく正確に記載し、IPRの情報が最新で承認済みであることを確認しましょう。

出品の削除が完了したら、消えてしまう前に、すぐに出品者のストアIDと関連する出品URLを記録しましょう。Taobaoの模倣品の出品者は、削除から数日のうちに同じ製品を新しい出品IDで再出品するのが常です。削除を確認してから1週間以内にキーワードでの再検索を予定し、再出品された製品を早めに見つけましょう。出品者ID、出品URL、申し立ての参照番号、削除日を含め、すべての侵害案件の記録をつけ続けましょう。検索できる証拠のデータベースができ、以後のまとめての申し立てが速くなり、権利行使の実績も積み上がっていきます。

よくある質問

Taobaoが模倣品の申し立てを処理するまで、どれくらいかかりますか。

Taobaoは通常、申し立てを1〜2営業日以内に処理しますが、この期間は保証されていません。複雑な案件や証拠が不完全な申し立ては、時間がかかることがあります。追加情報を求めるやり取りによる遅れを避けるために、商標登録証、権利の証明、侵害出品のスクリーンショットなど、裏付けとなる書類はすべて最初に提出しましょう。

Taobaoで申し立てを提出するには、登録商標が必要ですか。

はい。Taobaoの申請システムは承認された知的財産権しか認めないため、登録商標は申し立ての絶対的な前提条件です。中国本土、香港、台湾で登録された商標が、プラットフォームで最も強い権利行使の根拠になります。欧州、米国、そのほかの外国の法域で登録された商標も「その他」のカテゴリーで提出できますが、処理には時間がかかり、承認もそれほど簡単ではないと考えておきましょう。商標がまだ登録待ちの場合は、登録が確定するまで、このチャネルで有効な申し立てを提出することはできません。

1件の申し立てで、何件の出品を申請できますか。

Taobaoでは、1件の申し立てにつき最大200件の出品を提出できます。これを効率よく使うために、侵害出品を1件ずつ申請するのではなく、提出前にまとめて整理しましょう。出品者ごと、あるいは侵害されている知的財産権ごとに出品をグループ化すれば、証拠が整理され、今後の権利行使でも申し立ての記録を参照しやすくなります。

この手続きは、Tmall、1688、そのほかのAlibaba傘下のプラットフォームでも使えますか。

一部は使えます。作成したAlibaba GroupのIPPプラットフォームのアカウントは、Alibabaのエコシステムの複数のサービスをカバーしますが、申請のワークフローは2023年11月1日から2つの別々のプラットフォームに分かれています。Taobao、Tmall、Tmall.hk、1688はAlibaba IP Protection Platformを使います。AliExpress、Alibaba.com、LazadaはAlibaba International IP Protection Platformを使います。間違ったプラットフォームに提出すると申し立てが遅れたり無効になったりするため、侵害が起きているマーケットプレイスに合ったプラットフォームで申し立てましょう。

削除に成功した後、出品者が同じ模倣品を再出品した場合はどうすればよいですか。

再出品はよくあることです。削除が確認されたら、消えてしまう前に、すぐに出品者のストアIDと関連する出品URLを記録しましょう。削除を確認してから1週間以内にキーワードでの再検索を予定し、再出品された製品を早めに見つけましょう。出品者ID、出品URL、申し立ての参照番号、削除日を含め、すべての権利行使の案件の記録をつけ続ければ、追加の申し立てをまとめて効率よく提出でき、今後の主張を裏付ける権利行使の実績を築けます。

手作業での申請に時間やリソースがかかりすぎる場合は、どうすればよいですか。

Taobaoでの手作業による権利行使は個々の案件には効果的ですが、複数のプラットフォームで大量の模倣品に直面しているブランドには対応しきれません。提出のたびに準備にかなりの時間がかかり、再出品があるため作業が本当に終わることはありません。MarqVisionのようなAIネイティブのブランド保護プラットフォームは、Alibabaのエコシステム全体を含む1,500以上のグローバルマーケットプレイスで検知と削除を自動化し、チームを手作業の申請業務から解放して、社内チームだけでは実現できないスピードと規模で権利行使を行います。

AIは、TaobaoのようなEコマースプラットフォームで模倣品をどう検知するのですか。

手作業のキーワード検索で見つかるのは、模倣品業者が見つけてほしいと思っている出品だけです。AIネイティブの検知は、コンピュータービジョン、言語理解、行動パターンの分析を組み合わせることで、手作業の一斉調査をすり抜ける侵害出品を明らかにし、その差を埋めます。

中核となる仕組みは3つの層で動いています。1つ目に、コンピュータービジョンのモデルが、ロゴ、パッケージ、ラベルの書体、色合いといった製品画像を、認証済みのブランドの素材と比較し、出品者が知覚ハッシュのフィルターを避けるために画像の角度を意図的に変えたり色をわずかに変えたりしていても、視覚的な一致を検知します。2つ目に、言語モデルが出品のタイトル、説明文、出品者が作成したキーワードを解析し、回避のパターンを特定します。意図的なスペルミス、文字の置き換え(キリル文字のそっくりな文字など)、模倣品業者がブランド名での検索結果に出ないようにするために使うキーワードの組み合わせです。3つ目に、出品者の行動分析が、発送元、価格帯、ストアの開設時期、在庫の重なりによってアカウントをクラスタリングし、複数のストアで活動する組織的な出品者のネットワークを特定します。これは、出品を個別に確認する手作業の権利行使ではまったく見逃されるパターンです。

実際の効果は、検知までの遅れが数日から数分に縮まることです。新しい模倣品の出品が公開から数時間で最初の取引を完了しうるTaobaoのような動きの速いプラットフォームでは、手作業の監視とAIによる検知のスピードの差が、顧客に被害が出る前に出品を捕捉できるか、後になるかの違いになります。たとえばMarqVisionのシステムは、1,500以上のグローバルマーケットプレイスで継続的にプラットフォームをまたいだスキャンを行い、侵害出品を明らかにして、確認された違反を削除のワークフローに直接回します。ブランドの専門スタッフが毎回手作業で検索を始める必要はありません。

Amazon、Taobaoなどのグローバルマーケットプレイスで模倣品を見つけて削除するには、どんなツールを使うべきですか。

適切なツールの組み合わせは、模倣品の量と、侵害が確認されているプラットフォームの数によって決まります。1つか2つのマーケットプレイスで単発の出品に対処しているブランドなら、TaobaoのIPPプラットフォームや、AmazonのProject Zeroと違反申請ツールといった、プラットフォーム独自の申請システムで個々の削除には十分です。ただし、どれも手作業での設定、証拠の準備、再出品をとらえるための継続的な監視が必要です。

大量の、あるいは複数のプラットフォームにまたがる模倣品に直面しているブランドにとって、プラットフォーム独自のツールは権利行使のボトルネックになります。プラットフォームごとに別々のワークフロー、別々の知財書類の提出、別々の申し立てキューの管理が必要になるからです。再出品が多いため、権利行使は案件の解決ではなく、終わりのないいたちごっこになってしまいます。

AIネイティブのブランド保護プラットフォームは、この規模の問題に正面から取り組みます。たとえばMarqVisionは、Taobao、Tmall、Amazon、AliExpress、Lazadaを含む1,500以上のグローバルマーケットプレイスで検知と削除を自動化し、コンピュータービジョンと行動分析を使って、事後的ではなく継続的に侵害出品を明らかにします。Amazon特有のワークフローについては、Amazonから模倣品を削除する方法の専用ガイドをご覧ください。プラットフォームをまたいだ戦略をより幅広く知りたい方には、オンラインのブランド保護戦略のガイドで、チャネルをまたいだ権利行使の組み立て方を取り上げています。

オンラインマーケットプレイスの模倣品は、ブランドの売上と顧客の信頼にどう影響しますか。

被害は2つの方向に同時に及びます。売上の面では、模倣品が1点売れるごとに正規品の販売が1件失われますが、連鎖的な損失はさらに広がります。模倣品は通常、正規品の価格を40〜80%下回るため、価格に敏感な購入者は本来の価格より低い水準を基準に考えるようになり、時間とともに価格決定力が損なわれます。OECDが公表した税関の押収データによると、2021年に模倣品は世界貿易の4,670億ドルを占めたと推計されています。その相当な部分がTaobaoのようなプラットフォームを通じて流通し、正規ブランドの在庫と直接競合しています。

信頼の面では、被害は非対称で、多くの場合は取り返しがつきません。知らずに模倣品を買い、欠陥のある、あるいは安全でない製品を受け取った顧客は、模倣品業者を責めません。ブランドを責めます。製品のレビュー、SNSでの苦情、返品の要求はすべて、出品者ではなくブランドの評判に降りかかります。国際商業会議所が引用する調査によると、模倣品で悪い体験をした消費者の4人に1人は、そのブランドから二度と購入しないと推計されています。購入者のレビューが検索順位で重視されるTaobaoのようなプラットフォームでは、模倣品が原因の否定的なレビューが集中すると、正規品の出品の表示順位が下がると同時に、コンバージョン率も下がります。出品が申請されて削除される頃には、取引も評判への被害もすでに起きているため、手作業の権利行使だけでは信頼の問題は解決しません。

模倣品と、並行輸入品や無断販売者の違いは何ですか。

これらは法的にも実務的にも別々の問題で、それぞれ異なる権利行使の対応が必要です。

模倣品は偽物です。許可なくブランドの商標、トレードドレス、そのほかの保護された知的財産を付けており、本物の製品になりすますことだけを目的に製造されています。模倣品は明らかな知財侵害です。Taobaoの申し立ての仕組みはまさにそれに対処するためにあり、このガイドの手順がそのまま当てはまります。

並行輸入品は、ブランドによって、あるいはブランドのために製造された本物の製品ですが、正規外のチャネルで販売されているものです。たとえば、もともと特定の地域の流通業者向けに製造された製品が、無断でTaobaoに出品されている場合です。製品は本物で、流通のチャネルが正規ではないのです。並行輸入業者は商標をまったく侵害していない可能性があるため、Taobaoの知財侵害の申し立ての経路は適切な手段でないことがよくあります。権利行使には通常、別の戦略が必要です。MAP(最低広告価格)ポリシーの徹底、流通契約の監査、そして場合によっては、在庫がどこから正規外のチャネルに流出しているかを特定するための税関登録です。

実務上の線引きは次のとおりです。製品が模倣品なら、知財侵害の申し立てを行います。製品は本物でも出品者が無断販売者なら、権利行使の経路はIPPプラットフォームではなく、契約、流通の管理、価格ポリシーになります。多くのブランドはTaobaoで両方の問題に同時に直面しているため、権利行使のリソースを配分する前に、2種類のシグナルを見分けられる監視の仕組みが実務上重要になります。

模倣品やなりすましの脅威は、消費財の販売者だけでなく、B2B企業やAPAC中心のブランドにも関係しますか。

はい。そして、模倣品は主に消費者向け製品や欧米のブランドの問題だという思い込みは、B2Bやアジア太平洋地域のブランドの権利行使のプログラムに深刻な死角を生みます。

B2Bブランドにとって、リスクはサプライチェーンの別の地点に集中します。模倣品の産業用部品、交換部品、化学品、原材料が、B2B向けのプラットフォーム(Alibaba.comや1688を含む)に出品され、本物を調達していると思い込んだ購買チームに購入されます。ブランド名の付いた模倣品の産業用部品が後に故障すれば、元の販売額をはるかに上回る製造物責任のリスクが生じます。評判への影響の経路は異なります(業界内の口コミ、購買の監査、サプライチェーンの認証審査)が、構造的な被害は同じです。商標が許可なく使われ、ブランドの犠牲のもとで粗悪品が売られているのです。

アジア太平洋地域に重点を置くブランドにとって、Taobaoと、それに相当するAlibabaのエコシステムのサービスは、周辺的な権利行使の検討事項ではありません。主要な攻撃の対象です。中国のプラットフォームでの模倣品の活動は、化粧品、ファッション、電子機器、健康食品、高級品など、アジア太平洋地域の消費者の需要が最も高いカテゴリーに不釣り合いなほど集中しています。アジア太平洋地域のブランドは、しばしば複合的な問題に直面します。自国の市場以外では商標登録が弱いことがあり、国際的な申し立てのチャネルでの権利行使の根拠が弱まる一方で、Alibaba IPPプラットフォームのような国内のプラットフォームのツールは、特に中国で商標登録をしているブランドを優遇します。

なりすましのWebサイト、つまりブランドのビジュアルアイデンティティ、製品説明、ストアのレイアウトを複製してトラフィックと不正な売上を奪うドメインは、あらゆる業種と地域で活動しています。B2Bブランドやアジア太平洋地域に重点を置く企業も例外ではありません。検索で一定の存在感があるブランドなら、類似ドメインに見込み客を横取りされたり、問い合わせフォームの送信を奪われたり、公式サイトだと信じている購入者に模倣品を売られたりしかねません。なりすましサイトへの権利行使には、マーケットプレイスでの削除とは別のワークフローが必要です。ドメインのレジストラへの不正利用の報告、UDRPの申し立て、そして一部の法域では直接の法的措置です。

オンラインの知財保護を自動化しましょう

Taobaoやほかの中国のマーケットプレイスから模倣品を削除することは、小規模なブランドでも十分に可能で、取り組む意味もあります。OECDの推計では、模倣品は年間4,670億ドルを超える世界貿易を占めており、中国のECプラットフォームがその大きな割合を占めています。Amazonから模倣品を削除する場合も、同じ手作業の手順が当てはまります。しかし、このガイドに沿って実際に模倣品を削除してみると、この手続きがどれほど時間がかかり、小規模なチームから貴重な人手をどれほど奪うかがわかるでしょう。

しかし、もっと簡単な方法があります。

MarqVisionは、オンラインでの知的財産権の保護を自動化します。アジアをはじめ世界の主要なオンラインマーケットプレイスすべてに対応し、SNSやなりすましサイトでの侵害にも対処しています。自動化をより広い取り組みにどう組み込むかについては、オンラインのブランド保護戦略をご覧ください。

AIネイティブのブランド保護ソリューションをリードするMarqVisionが、インターネットのあらゆる場所でどのようにブランドを守り、社内チームが事業の成長と海外展開に集中できるようにするのか、ぜひお問い合わせください。

執筆者

Ryan Williams