Coloring Your Ownがオリジナルアートを模倣品から守る方法
- マーケットプレイス全体で削除した模倣品出品
- 2,874
- 削除した出品の経済的価値
- $3.4M
- 特定し権利行使した侵害販売者
- 1,045

誰もつくっていないものを、彼女はつくった
2020年、誰もがそうだったように家にこもっていたColoring Your Own創業者のMichelle Mildredは、会社員のキャリアに戻りたくないと気づきました。思い出したのは、2006年に見た白黒のコーデュロイのJanSportのリュックです。そこでひらめきました。自分で色を塗れたらどうだろう。
最初はリュックでした。ツインシティーズ各地のアートフェアやクリスマスマーケットで、ほぼ毎週末販売し、やがて中西部の市場を出し尽くしました。そこでSNSを独学で身につけます。2025年6月、誰もつくっていなかった製品を発売しました。自身のオリジナルアートワークを一枚一枚にプリントした、塗り絵ブランケットです。制作にAIは一切使っていません。


まずは200枚をテスト発注しました。TikTok動画が1本バズると、ブランケットは2日で完売。次の2,500枚はクレジットカードで仕入れました。
オリジナルすぎたり、良すぎたりすると、まるで自分の背中に大きな的を貼りつけるようなものなんです。
課題
アートも、顔も、声も使われた
9月26日の夜9時45分、彼女はアートフェアのブースからTikTokに動画を投稿しました。その後に起きたことは、2日もかかりませんでした。
- 9月26日 午後9時45分アートフェアから動画を投稿。
- 24時間後再生回数100万回。やがて200万回近くに。
- 36〜48時間後彼女の写真を使ったAmazonの出品が35.99ドルで登場。
- 数週間後彼女自身の動画を使い、偽のストアへ誘導する広告が8,200件以上配信。
模倣品業者がコピーしたのは製品だけではありません。あらゆるものを奪っていきました。
- アートワーク。海外の工場が、しばしば透けるほど薄い安価なポリエステルにプリントしていました。卸売サイトの1688.comでは、彼女のデザインがプリントされ、縫製されている映像まで見つかりました。
- 顔、声、動画。偽のストアへ誘導する有料広告として配信されました。
- 評判。注文した商品が届かなかった購入者から、彼女を詐欺師呼ばわりするDMやメールが届きました。「みんな私の顔と声を見て買ったんです。だから私から買ったとも言えるけれど、私から買ったわけではないんです」
返金でさえ、購入者に不利な仕組みになっていました。模倣品業者は注文を45日ほど保留するため、商品が届くのは60〜75日目ごろ。その頃にはカード会社も件数の多さに疲弊し、チャージバックに応じなくなるところもありました。
まるで倉庫にずかずか入り込まれて略奪され、後始末だけを押しつけられたような気分でした。
限界
昼は出荷、夜は通報
彼女とバーチャルアシスタント1人で、Facebook、Amazon、TikTok、Walmart、Temuの出品を手作業で通報しました。通報が処理されるまで1週間かかることもありました。1件削除させるたびに、新たに6件が出品されました。
9月下旬から12月中旬まで、1日14〜16時間働きました。昼は本物の注文を梱包し、夜は模倣品を通報する毎日です。シェア倉庫の隣人をはじめ、ノートパソコンを持っている人なら誰にでも声をかけ、簡単な説明をしてから2時間ほど通報を手伝ってもらいました。
知的財産の分野で30年以上の経験を持つ弁護士は、これほど露骨なケースは見たことがないと言いました。同時に、現実的な法的手段はないとも告げました。一夜で姿を消す何千もの海外の販売者を訴えれば、小さな会社に出せる額をはるかに超える費用がかかります。
ソファで泣きながら、ひたすらAmazonとTemuに通報していました。1日に3回は泣いていました。
ソリューション
MarqVision、そしてMichelleというパートナーとの出会い
打つ手がなくなった彼女は、同じくジュエリーブランドをコピーされていた創業者仲間と一緒に、オンラインで助けを探し始めました。GoogleでMarqVisionを見つけ、導入企業のリストに知っているブランドが並んでいるのを目にしました。何か月も詐欺師に振り回されてきた彼女は慎重でした。すべてを任せたうえで、2週間は見ないと自分に言い聞かせました。
こうして、MarqVisionチームのMichelle Verdugoとの協業が始まりました。Michelleは、Amazon、Walmart、Temu、TikTokなど、それぞれ独自のルールと通報手続きを持つマーケットプレイスへの対応を引き受けました。彼女によれば、これを自分だけで続けていたらフルタイムの担当者5人で何か月もかかっていたといいます。独立系サイトへの対応は引き続きアシスタントが決済代行会社を通じて行い、すべてのチャネルをカバーできるようになりました。
Michelleは彼女の直通窓口になりました。目立つ出品を見つけたらMichelleに送れば、たいてい1〜2日で削除されます。アドレナリンと1日16時間労働で回っていた会社にとって、この支援はまさに救いでした。Coloring Your Ownは事業を続けられ、彼女は会社を成長させるための時間を取り戻しました。
目立つ商品リンクを見つけたらMichelleに送ると、たいてい1〜2日で削除されます。頼れる存在がいるというのは、本当に心強いです。

成果
マーケットプレイスでの権利行使、1年間の数字
マーケットプレイスへの対応をMarqVisionに任せてからの1年間、2025年10月から2026年10月までに、終わりがないと思えた模倣品は、Amazon、Walmart、eBay、AliExpressなどで大規模に削除されてきました。
- 削除した侵害出品
- 2,874
- 削除した出品の経済的価値
- $3.4M
- 削除に至った権利行使申請の割合
- 69.5%
- プラットフォーム全体の対応率
- 75.7%
模倣品が急増しても、削除が追いつく
模倣品業者は昨秋以降も止まりませんでした。権利行使の申請件数は夏にかけて再び増え、7月にピークを迎えました。MarqVisionは新たな出品が現れるたびに、毎月削除を続けました。
応じるマーケットプレイス
MarqVisionは各プラットフォームの権利行使プロセスと直接連携しているため、ほとんどのマーケットプレイスが通報に対応します。対応率はAliExpressで98.1%、eBay UKで94.3%に達しました。
出品だけでなく、販売者を追う
権利行使の対象は1,045の販売者に及びました。そのうち453(43.3%)は常習侵害者で、同じアカウントが何度も戻ってきていました。1件削除されると6件出品される、昨秋に彼女が味わったいたちごっこそのものです。特にしつこい販売者はWalmart USとAmazonに集中しており、MarqVisionは現在、彼らを継続的に追跡し権利行使しています。
彼女にとっての意味
MarqVision導入前
- 1日14〜16時間、手作業で出品を通報。
- 偽物を1件削除すると、6件出品される。
- すでに盗まれたデザインを追いかけ、「時間が止まったまま」。
MarqVision導入後
- 2,874件の出品を削除。目立つリンクはたいてい1〜2日で削除。
- Amazonは「ほぼクリーン」。模倣品を1件見つけるのに、3ページ目までスクロールする必要がありました。
- 新製品、新デザイン、インフルエンサー施策やPRに使える時間が戻った。
MarqVisionが私の代わりに過去を振り返ってくれます。すでに盗まれたものすべてを見てもらうためにお金を払っているので、私は前を向いていられます。次の製品は何にしよう。次のデザインはどうしよう、と。
これから
次に生まれるアートを守る
Coloring Your Ownは今年新製品を発売し、さらにもうひとつが控えています。インフルエンサーとの提携や新たなPR会社とともに成長を続けながら、透かしや、繰り返し柄をコピーしにくくする折り目など、デザインそのものに新しい保護策を組み込んでいます。


彼女は受けた恩を次の人へ送ってもいます。偽の広告にほかのクリエイターの作品を見つけると、多くの場合5分以内に本人を探し出し、自分に効果があった方法を伝えています。
手に負えなくなってきたら、MarqVisionを使ってください。私の紹介だと伝えてください。


