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MarqVision、IVPが発表した2024年のAI企業55社に選出

IVPが発表した2024年のAI企業55社をご覧ください。急成長する生成AI技術、企業の増え続ける投資予算、そしてIVPの厳しい審査基準をご紹介します。

Irene Lee4分で読めます
目次5
  1. AI技術の最新の動向と発展
  2. IVPの審査基準と2024年のAI企業の選出リスト
  3. リーガル(Legal or Compliance)部門
  4. AI企業としてのMarqVisionの技術力と影響力
  5. これからのAI技術の発展とその価値

この記事は、IVPが選んだ2024年の企業リストと発表資料から抜粋・翻訳して作成したものです。原文はこちらでご確認いただけます。

IVP(Institutional Venture Partners)は、この40年間で130件を超えるIPOを手がけてきた著名なベンチャーキャピタルで、Coinbase、Datadog、DeepL、Discord、Slack、Dropboxなど、400社を超える企業とパートナーシップを結んでいます。IVPは、創業者や成長企業が困難に立ち向かい、特別な成果を上げられるよう支援することを目標にしています。こうした信頼性と専門性をもとに、IVPは毎年、AI分野で頭角を現しているスタートアップのリストを発表してきました。

IVPは昨年に続き、今年もAI企業のリストを発表しました。この1年でAI業界は急速に発展し、新しいスタートアップの発見と生成AI技術の革新的な進歩に、改めて光が当てられています。

2023年のAI企業リストが発表された当時、ChatGPTはリリースから8か月で、ほかのAIモデルも買収されたり登場したりしてから5か月ほどにすぎませんでした。当時も生成AI(Generative AI)への人気と関心は高かったものの、ほとんどのAI技術と製品は消費者向けでした。また、一部の企業は初期のパイロット段階で成果を上げ始めていましたが、ほとんどのスタートアップとソリューションは、AI戦略づくりの初期段階にありました。

AI技術の最新の動向と発展

AIは、企業の決算発表や経営会議で主要な議題になっています。AIソリューションによってどう効率を高められるのか、あるいはより多くの収益を生み出せるのかが語られ、生成AIへの予算と価値は増え続けています。ISGの2024年ITリーダー調査によると、2023年から2025年にかけて、企業のIT予算全体に占める生成AIの割合は1.5%から4.3%へと、3倍近くに増えると予想されています。

これは、生成AIのスタートアップに数十億ドル規模の予算を生み出す機会を与えると同時に、技術が急速に発展していることを示しています。変化のスピードに合わせて製品をうまく実装しなければならないという課題も増えており、投資予算の一部は実験的な技術の実装に充てられています。急速に変わる環境に合わせようとする動きは、生成AIのスタートアップの高い解約率にもつながっています。

IVPの審査基準と2024年のAI企業の選出リスト

IVPは、急速に変化するAI分野で新しい企業を選出しました。今回の2024年のリストには、企業から注目される新しい生成AI製品をリリースして導入された、あるいはこの1年で企業向けの市場進出(GTM)を順調に始めたスタートアップが含まれています。

2024年の審査を通じて、IVPは2つの重要な変化を見いだして共有しました。2024年に選ばれた企業は、平均して昨年よりも初期の段階にあります。企業が生成AIを試し、実装した経験を積んだことで、潜在力と画期的な製品を持つ若いスタートアップを発掘できたのです。また、データ分析、意思決定、戦略の改善など、さまざまな作業を行える自律的なシステムであるAIエージェントの登場は注目に値するとしています。初期段階での企業の利用例は、個別化されたカスタマーサポート、アウトバウンドキャンペーンの自動化、顧客データの主なトレンドを把握してビジネスの意思決定を行うことなど、さまざまな分野にわたっています。今後数か月のうちに、AIエージェントの機能は急速に発展すると予想されています。

IVPが選んだAI企業の審査基準は次のとおりです。

  1. エンタープライズやCレベルから多くの推薦を受けているか、導入されていること。
  2. 企業の強い購買意欲があること。
  3. 急速な売上の成長を牽引しているか、業界トップクラスの顧客を抱えていること。
  4. ベンチャー資金として500万ドル以上を調達していること(公開・非公開を問わない)。
  5. 米国または欧州を拠点とする企業であること。

IVPが選んだAI企業のリスト

リーガル(Legal or Compliance)部門

今回のリストは、Revenue、Marketing、Financialを含む合計7つの大きなカテゴリーに分かれており、MarqVisionはChief Legal or Compliance Office部門のAI企業に選ばれました。

昨年選ばれた企業は、主に法律相談と法務責任者に焦点を当て、弁護士の業務を簡素化し、機密情報を守るものでした。今年は、法規制を守り、理解する生成AIのスタートアップが増えたことから、リーガルコンプライアンスも含まれました。このカテゴリーの生成AIソリューションは、繰り返しの手作業や従来型の作業を効率的に改善します。

AI企業としてのMarqVisionの技術力と影響力

MarqVisionは、AI技術によって企業の知的財産(IP)を守ることに力を注いでいます。オンラインで流通する模倣品の検知から通報までのプロセス全体を自動化し、コンテンツやソフトウェアの違法コピーまで検知して措置を取る技術を提供しています。高度な技術によって、知的財産(IP)として登録された項目を細かく分けて監視できます。また、知財侵害の資料をデータ化して通報書を自動で作成し、すばやく措置を取ることができます。

IVPのリストでは、AI企業であるMarqVisionについて次のように紹介しています。

「私たちは[AIソリューション]を使って模倣品の問題を解決しています。私たちの会社の最大の問題のひとつである模倣品は、売上の損失を招き、ブランドの評判を傷つけます。[AIソリューション]は、年間13,000件を超える模倣品を自動で削除しています。以前は、社内のチームが複数のEコマースやマーケットプレイスで商品の出品をひとつひとつスクロールするのが手間で、作業の一部しかこなせませんでした。このプラットフォームは、5〜7人の従業員を雇うのと同じ効果をもたらしながら、チームの効率も高めてくれました。このプラットフォームのおかげで、私たちのチームはより重要な仕事に取り組めています。」_

- 売上約1兆ウォンのEコマースブランドの最高法務責任者_

これからのAI技術の発展とその価値

2023年にIVPが選んだ生成AI企業は、この1年で目覚ましい成長を遂げました。一部のスタートアップは14億ドルを超える資金を調達したり、業界のリーダーとしての地位を確立したりしており、The Cloud 100、Forbes AI 50、The Information 50などの主要な企業リストにも名を連ねました。また、LexionとUltimate AIは買収を発表し、その成果がいっそう際立ちました。

IVPは、昨年のリストに含まれたDeepL、Glean、Grammarly、Jasper、Pigmentなどの革新的なスタートアップとパートナーシップを結んでいます。今年選ばれた生成AI企業も、それぞれの分野で注目すべき成果を上げています。金融(Financial)部門では、Brexが法人カード、経費管理、出張管理、請求書の支払いを提供するAIを活用した支出管理プラットフォームとして頭角を現し、情報(Information)部門ではPerplexityとSuperhumanが選ばれました。Perplexityはユーザーがオンラインで情報を簡単に見つけられるよう支援するAI検索エンジンで、Superhumanはメール管理を自動化してチームの生産性を高めるソリューションを提供しています。

AI技術は今や、データセキュリティの問題といった初期の障壁を乗り越え、企業が付加価値の高い業務に集中し、業務の効率を高めるための欠かせない要素になりつつあります。こうした高度な技術と挑戦的な試みが、AI業界全体に大きな変化をもたらしています。IVPが選んだAI企業はこうした変化をリードしており、今後もその成果と価値にいっそうの期待が寄せられます。

執筆者

Irene Lee